採集道具(市販品)
採集に使用している道具のうち、
市販されているものを紹介します。
中には、本来の使い方と違うものもあります。
01-救急セット
消毒用シート・ガーゼ・バンソウコウ・綿棒
ムヒの虫よけムシペールアルファ30
ドクターヘッセル インセクト ポイズンリムーバー
もしもの時のために、用意しています。
消毒用アルコールシートや、ガーゼ、バンソウコウなどは、100均で揃えられますし、補充もしやすいです。
虫除けスプレーは、マダニやツツガムシに効果があるものが良いのですが、肌に合うかどうか確認しています。
ポイズンリムーバーは、アブやハチ、ムカデなどの刺されたり、かまれたりした時の応急処置として持ち歩きます。
02-筆記用具・計測道具
ボールペン・ネームペン・注射器・ピンセット
トング・アイスピック・オイスターナイフ
ミニノギス・メジャー・エナメルリムーバー
レーザーポインター・マルチツール
ボールペン→野帳に記録するために使います。
ネームペン→遠沈管に採集日、場所を書くために使います。
注射器→毒ビンに酢酸エチルを入れるのに使います。
(ホビー用なので、針が刺さりにくいものです)
ピンセット→手で触れない昆虫や、触りたくない昆虫に使います。
トング→ピンセットと同じ。
アイスピック→プラカップに穴をあけたりします。
オイスターナイフ→地面を掘ったり、朽木を砕いたりします。
(ナイフですが、手は切れません。)
ミニノギス・メジャー→大きさをはかります。
エナメルリムーバー→毒ビンに入れる薬品です。
レーザーポインター→昆虫の居る場所を人に教えるのに使います。
マルチツール→ナイフはグラインダーで刃を潰して使っています。
03-手帳
採集日と、採集場所を記録します。
標本作成時、翌年の採集時に役立つので、必ず記録しています。
小さなメモ帳でも良かったのですが、
測量野帳が薄くて、表紙が固いので、
屋外で片手に持って記録しやすくて使用しています。
04-記録用カメラ
採集地の写真や、
昆虫の大きさが解る写真、
捕まえられなかったけど記録に残しておきたい昆虫の写真、
スマホ等のカメラは、
近付けない、追いかけられない、遅い…
落下させたり、ぶつけたり、
水に落としたりするのが怖いので使いません。
通信手段に何かあったら、もしもの時大変ですから。
05-軍手など
葉の裏側には毛虫が居たり、ハチが居たり、
藪の中にはウルシの木や、トゲのある木が生えています。
手のひらをゴムでコーティングしてある、
薄手の軍手で、けがなどを防ぐこため、使っています。
捕虫網のすべり止めにもなります。
匂いのする昆虫を手でつかむこともできますし、
クワガタに指を挟まれても、あまり痛くはありません。
直接、手でつかまえる昆虫(カブトムシ・クワガタ)の時は、
大抵持って行きます。
06-捕虫網
捕虫網は志賀昆虫の150㎝セットと、
網のみナイロン紗の物を購入。
セットの網は、網目が標準サイズで、
一般的なものなので、いつでもどこでも使います。
ナイロン紗の物は、目が細かく蝶などの、
デリケートな昆虫の捕獲に使います。
本気で蝶を追いかけようと思ったら、
色付きのもう少し大きな網が欲しいのですが、
蝶はあまり好きじゃないので、これで何とかします。
07-遠沈管(コニカルチューブ)
軽くて強いポリプロピレン樹脂製なので、
落としても割れず、水に浮き、
酢酸エチルにも、ある程度耐えてくれます。
動きの遅い昆虫は、チューブをかぶせて捕まえたり、
小さな昆虫は、チューブに落として捕まえたりします。
白い部分に、最終日と場所などのデータを書いても、
次に使う時にアルコールや、酢酸エチルで拭けば、
再利用できるのでいつも持ち歩いています。
オサムシ等匂いのする昆虫は、一頭ずつ管に入れて、
持ち帰ることができるので助かります。
08-プラカップ
捕まえた昆虫を生きたまま持ち帰るとき、
100均等で手に入る、ふたつき透明カップを、
安くて手に入れやすいので使っています。
アイスピックなどで、ふたに一か所穴をあければ、
窒息することもないでしょう。
大きめのプラカップだと、小さな昆虫なら、
飼育ケースの代わりにもしています。
09-三角紙
市販されているのは、パラピン紙を折って
作られています。
蝶など、はねが傷つかないよう、
持ち帰ることが出来ます。
トンボに使うのは少しもったいないので、
トレーシングペーパーで、自作しています。
10-虫かご
昆虫採集網(DAISO)
定番の虫かごですが、
最近は折りたたみ型が見られるようになりました。
DAISOで売られている折りたたみの虫かごは、
少し小さいかもしれませんが、
かさばらず軽いので、購入してしまいました。
11-ランタン
夜間の移動時に足元を照らすのに使います。
ガサガサの場所に入っていくので、
しっかり照らしてくれるものじゃないと怖いです。
他にも、地面置いて作業したり、
枝にぶら下げて作業したりと、
何かと役に立ちます。
12-懐中電灯(常備)
左から
紫外線ブラックライト Morpilot 2 in 1
GENTOS LED懐中電灯 FLP-1808(370ルーメン)
IMALENT LD70 EDC (4000ルーメン)
懐中電灯は昼間も使います。
樹の皮の隙間を照らしたり、
岩の陰や、倒木の陰の照らしたりします。
UVライトは、少し特殊なのであまり使いません。
13-懐中電灯(夜間採集)
左から
ThruNite T1 (1500ルーメン)
ThruNite TN36 (11000ルーメン)
懐中電灯(予備)
夜間採集は少し明るめのモノを持って行きます。
ただし、使用時間が短くなりがちなので、
必ず予備の懐中電灯を持って行きます。
明るい懐中電灯は、熱くなるので、
手袋は忘れないようにしています。
12-ヘッドライト
左から
GENTOS HX-133D(220ルーメン)
GENTOS HLP-1805 (200-500ルーメン)
ヘッドライトは両手が自由に使えるので、
夜間のカブクワ採集に欠かせません。
明るさよりも、照射角で選んでいます。